お盆前、自分でできるお墓チェック!
「お墓の傾きがずっと気になっていて…」
先日、ご納骨のお手伝いをしたお客様からご相談をいただきました。
お墓はご先祖様が眠り、ご家族が集まる大切な場所。
だからこそ、「なんだか少し傾いている気がするけれど、大丈夫だろうか」と、一人で不安を抱えていらっしゃる方は少なくありません。
先日のお客様にも、なぜ傾きが起きるのか、どうすればこれから先も安心してお参りできるのかを丁寧にお話しをさせていただきました。
結果、「やっぱり安心したいから、基礎からしっかり直してください」とお任せいただくことになりました。
お盆は、ご家族や親族が集まり、お墓に手を合わせる大切な節目です。
「そういえば、うちのお墓も少し気になる部分があるな…」 そんなときに、ご自身でも確認していただけるよう、今回は「自分でできるお墓のチェックポイント」をまとめました。
傾きやぐらつきの確認
お墓の傾きやぐらつきは、安全面にも関わる大切なポイントです!
主な原因は…
- 地盤の沈下
- 地震の揺れ
- 基礎の劣化
- 雨水による土の流出
石塔が真っ直ぐに立っているか、台石との間にすき間がないか、外柵がずれていなかを見ておきます。
石塔にずれがあると、大事な納骨室の中が水浸しになっている可能性も…
違和感がある場合は、自分で無理に動かさず、石材店に相談しましょう!

墓石の汚れの確認
墓石は外にあります。定期的に掃除をしないと沢山の汚れが付着します。
主な汚れは…
- 雨が降ったあとに水分だけが乾き、石の表面に成分が残り、水垢や黒ずみが付着
- 花粉の付着
- 鳥のフンの付着
- 排気ガスの付着
正面の文字まわり、蓮華等の加工を施した周辺は汚れがたまりやすい部分になります。
軽い汚れはやわらかい布やスポンジで落とせますが、硬いブラシや洗剤を使用する場合は、石を傷める原因になるため注意が必要です。
苔やカビの確認
苔やカビは、湿気が多く日当たりや風通しの悪い場所で発生しやすくなります。
主な発生場所は…
- 樹木が近くにある
- 北向きの区画
- 雨のあとに墓石が乾きにくいところにある
特に墓石の根本、石の継ぎ目、外柵の内側は湿気がこもりやすい部分です。
苔やカビをそのままにしておくと、見た目が悪いでけでなく、石の細かな凹凸に入り込み落ちにくくなります。
少しの付着でも、定期的に取り除くのが良いでしょう。
花立てや香炉の確認
花立ては水を使うため、ぬめりが残りやすい部分です。
主な原因は…
- 花の茎から出る成分
- 雨水の混入
- 気温が高く水が痛みやすい
ステンレス製花筒等を利用して、事前に洗って清潔を保ちましょう。
香炉や線香皿には、灰や燃え残りがたまりやすくなります。
お参り前に灰を取り除き、金具のさびや破損がないか確認しましょう。
目地や接合部分の確認
墓石は複数の石材を組み合わせて建てられています。
石と石の間には目地がありますが、年月とともに割れたり、はがれたりすることも
主な原因は…
- 紫外線や雨水
- 朝晩の気温差
- 地震の振動
目地にすき間ができると、雨水が入り込み、内部に湿気がたまる。
小さな割れから入った水分が膨張して大きな傷みに広がることもある為、早めに確認しましょう。
雑草や植木の確認
お墓の内外の雑草はあっという間に伸びます。
主な原因は…
- 風で運ばれる種
- 土に残った種
- 気温や湿度の上昇で育ちやすくなる
墓地内に植木がある場合も注意が必要です。
- 枝が墓石に触れていないか
- 枝や葉が彫刻部分に被っていないか
- 根が太くなりすぎて墓石の邪魔になっていないか
枝や落ち葉が墓石の汚れの原因になります。
太くなりすぎた根が、墓石、外柵を破壊することも
植木を整え、お墓まわりを明るく清潔に保ちましょう。
大切なお墓を守る早めの確認
お墓の傷みは、急に大きく現れるとは限りません。
汚れ、目地の割れ、小さな欠け、傾きなどが少しずつ進み、気づいたときには修復が必要な状態になっていることがあります。
屋外にあるお墓は、自然環境の影響を受けるため、節目ごとの確認が大切です。
お盆前の確認は、掃除だけでなく、お墓の異変に気づく大切な機会です。
気になる部分があれば早めに相談することで、安心してお参りできる状態を保ちやすくなります。
大切なお墓を長く守るためにも、節目の時期に合わせて確認しておくことが大切でしょう。
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