墓石がズレたらどうする?地震後のチェックポイント
お墓の「ずれ」は、見た目の不安だけでなく、そのまま放置すると倒壊や落下など大きなトラブルにつながる可能性があるため、早めの対処が大切です。
なぜずれるのか、どのようなリスクがあるのか、そしてどう対処すべきかを整理して解説します。
お墓がずれる主な原因
お墓は数トンの重量がある石の積み重ねであるため、わずかな要因でもバランスを崩すことがあります。
- 経年劣化(接着剤の寿命): 昔のお墓は石と石を単に置いているだけか、少量のセメントで固定されていました。時間の経過とともに接着力がなくなり、隙間が生じます。
- 地震や振動: 大きな地震だけでなく、近くを通る工事車両や電車の小さな振動の積み重ねで少しずつ動くことがあります。
- 地盤沈下: 墓地全体の地盤が緩んでいたり、片側に重さが偏ったりすることで、基礎ごと傾いて石がずれるケースがあります。
- 木の根: 近くにある樹木の根が成長し、下から石を押し上げてしまうことがあります。
放置する際のリスク
「数センチだから大丈夫」と思われがちですが、放置にはリスクが伴います。
- 内部への浸水: 隙間から雨水が入ると、内部の部材を腐食させたり、納骨室(カロート)に水が溜まったりします。
- 倒壊の危険: 重心のバランスが崩れている状態なので、次に地震が来た際に倒壊し、隣のお墓を傷つけてしまう(賠償問題になる)可能性があります。
- 冬場の凍結: 隙間に入った水が冬に凍って膨張し、さらに隙間を広げる「凍結膨張」という現象が起きることがあります。
対処法と流れ
自分で直そうとするのは非常に危険です(石は数トン単位の重さがあり、指を挟んだり石を欠けさせたりする恐れがあります)。基本的には石材店への相談が推奨されます。弊社では、現状の確認をさせていただき、修理内容を検討させていただきます。ずれた石を元の位置に戻し、耐震用接着材で固定する部分工事、一度墓石を全て解体して、基礎コンクリートを打設、墓石にステンレス棒を設置してから組み直す全体修復工事等があります。墓石専門家の目で見て様々な提案をさせていただきます。
地震の後、お墓を見に行ってズレに気づいたら、自己判断で戻すのはとても危険です。 墓石は非常に重く、正しい手順と知識がなければかえって損傷を広げてしまいます。 専門の石材店にご相談いただければ、安全に確認・修復が可能です。
仙台で墓石の地震対策や補修をお考えでしたら、ぜひ「株式会社佐藤新作石材」へご相談ください。
